塚本哲也『わが青春のハプスブルク ~皇妃エリザベートとその時代』

今日の一冊
08 /23 2013
私事ですが、今年の夏はウィーン・ザルツブルクに旅行します
ウィーンは4回目、3年ぶりですがザルツブルクは今回が初めて。
モーツァルトの生地、そして映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台と
いうことで本当に楽しみです

今回の旅先にピッタリなこの本を、今日はご紹介します
tukamoto.jpg
塚本哲也『わが青春のハプスブルク ~皇妃エリザベートとその時代』

約3年前にも、このブログで塚本さんの本を取り上げました。
その時の本のタイトルは
『マリー・ルイーゼ ~ナポレオンの皇妃からパルマ公国女王へ』でしたが、
オーストリアを中心とした、歴史ノンフィクション小説や
エッセーを書いていらっしゃる方です。

もともとこの作家を紹介してくださったのは、今は亡き山根美代子先生。
レッスンの時に、何かの話のついでに「ヨーロッパの文化や歴史のことを知りたかったら
塚本さんの本をお読みなさいよ」と言われ、即本屋さんで買って読んだのが
『わが青春の~』です。
もう10年も前のことですが、ハプスブルク家のこと、
ウィーンで活躍したシューベルトやモーツァルトのこと、
中欧の歴史のこと…が哀切を込めて語られており、
「古き良きヨーロッパ」というのはこういうことか、と実感として
感じることができました。

そもそも山根先生ご自身が、その「古き良きヨーロッパ」を
体現しているような方で、そのお声も立ち居振る舞いも
キビキビしていながら本当に優雅でした。
先生がレッスン等で繰り返し教えてくださった、「その時代のスタイル」
は、その時はなんとなく理解できたような気がしていたのですが、
実体のつかみにくいものだけに、先生が亡くなられてからは
「先生ならこうおっしゃるかな」と想像はするものの
日々私の中で実感が薄れていっているような気がします…。

今回久々にこの本を読んで、先生のことを懐かしく思い出しました。
私も死ぬまでには、先生のおっしゃっていたことをしっかり
理解して自分の糧としたいものです

yukarigoto

ピアニスト後藤友香理のブログです。
音楽のこと、好きなもののこと、いろいろ書いていこうと思います!

オフィシャルサイト
http://www.yukarigoto.com/