最近買った本

今日の一冊
03 /14 2019
またまた間が空いてしまいましたが…最近買った本をご紹介します!

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右がヤマハの歴史について書いた本、左が国産ピアノメーカーの調査本です。

以前、明治時代の音楽雑誌を調べていて
ヤマハのピアノがどのようにして生まれたのか、
そしてヤマハとカワイだけじゃない日本のピアノメーカーがたくさんあったことを知って
いつかそのあたりの勉強をしてみたいなぁと思っていたので、買ってみました。
パラパラとしか見れていませんが、面白そうです。
学生時代は自分がピアノを演奏することで頭も心もいっぱいでしたが、
仕事をするようになって少し距離を置いて眺めてみると、
ピアノの仕組みのこと、調律のこと、日本における洋楽受容のこと…などなど
今私たちが演奏に至るまでの間にたくさん興味深いことがあるなぁと改めて思います。
勉強したいことはたくさんあるのですが、全然追いついていかない^^;
これだから音楽の勉強はおもしろいですね!

たとへば君

今日の一冊
02 /02 2018
ずっと昔、このブログを始めたばかりの頃、「教育テレビは面白い」という記事を書いた覚えがあるのですが、
時を経て子どもが生まれた今、再び教育テレビ(今はEテレというのですね)にハマりつつあります。

子どもが「いないいないばあ」と「おかあさんといっしょ」に
興味を持ち始めたので、この2つはマストですが
毎日見ていると「本当によく考えて作られているなぁ」と感心することしきり。
その他にも、子どもも大人も楽しめちゃう、NHKならではの贅沢なキャストや作りの番組が多くて、
これだけでも受信料払う価値があったなとしみじみ感じています。

先日は(これは完全に大人のための番組でしたが)歌人の永田和宏・河野裕子夫妻のドキュメンタリーをやっていて、
昼間から1人で(正確には息子もそのへんをモゾモゾずり這いしていましたが)オイオイ泣いてしまいました。

河野裕子さんの

たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに
私をさらって行ってはくれぬか

という短歌は多分中学の教科書に載っていたのか、短歌の好きだった私にはとても印象的でよく覚えているのですが、
夫婦で歌人だったということも、河野さんがどのような最期だったのかということも全然知らなかったのです。

夫妻の相聞歌とエッセイを集めた『たとへば君 四十年の恋歌』という本をさっそく買って読みました。
その時その時の感情を31文字に凝縮することで、
鮮やかに切り取ってドラマとして高めることのできる短歌という形式に改めて驚いたし、
お互い毎日毎日の生活に必死に取り組みながらも、同じ歌の道を歩む者同士として誰よりも近くで何十年も歩んできた夫婦の在り方に感動しました。

最近めっきり読書の量が減りましたが、久々に一気読みしてしまいました。
自分も、平凡でいいから毎日をその都度一生懸命生きていきたいな…

塚本哲也『わが青春のハプスブルク ~皇妃エリザベートとその時代』

今日の一冊
08 /23 2013
私事ですが、今年の夏はウィーン・ザルツブルクに旅行します
ウィーンは4回目、3年ぶりですがザルツブルクは今回が初めて。
モーツァルトの生地、そして映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台と
いうことで本当に楽しみです

今回の旅先にピッタリなこの本を、今日はご紹介します
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塚本哲也『わが青春のハプスブルク ~皇妃エリザベートとその時代』

約3年前にも、このブログで塚本さんの本を取り上げました。
その時の本のタイトルは
『マリー・ルイーゼ ~ナポレオンの皇妃からパルマ公国女王へ』でしたが、
オーストリアを中心とした、歴史ノンフィクション小説や
エッセーを書いていらっしゃる方です。

もともとこの作家を紹介してくださったのは、今は亡き山根美代子先生。
レッスンの時に、何かの話のついでに「ヨーロッパの文化や歴史のことを知りたかったら
塚本さんの本をお読みなさいよ」と言われ、即本屋さんで買って読んだのが
『わが青春の~』です。
もう10年も前のことですが、ハプスブルク家のこと、
ウィーンで活躍したシューベルトやモーツァルトのこと、
中欧の歴史のこと…が哀切を込めて語られており、
「古き良きヨーロッパ」というのはこういうことか、と実感として
感じることができました。

そもそも山根先生ご自身が、その「古き良きヨーロッパ」を
体現しているような方で、そのお声も立ち居振る舞いも
キビキビしていながら本当に優雅でした。
先生がレッスン等で繰り返し教えてくださった、「その時代のスタイル」
は、その時はなんとなく理解できたような気がしていたのですが、
実体のつかみにくいものだけに、先生が亡くなられてからは
「先生ならこうおっしゃるかな」と想像はするものの
日々私の中で実感が薄れていっているような気がします…。

今回久々にこの本を読んで、先生のことを懐かしく思い出しました。
私も死ぬまでには、先生のおっしゃっていたことをしっかり
理解して自分の糧としたいものです

有川浩 『図書館戦争』シリーズ

今日の一冊
05 /26 2013
最近、作品が次々と映画化・ドラマ化されている有川浩さん。
私も、映画『図書館戦争』になんとなく興味を覚えて原作を読んでみました。

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行き過ぎた検閲制度がまかり通る近未来の日本が舞台で、
検閲から本を守るため武装化した図書館隊と、検閲側との抗争を描いたお話
…と書いてしまうとなんだか奇想天外なストーリーです。
ですが、読みたい本が読めない社会になったら…とか、
これは読んでいい・読んではいけないという基準が国によって勝手に決められたら…と思うと、
この小説の設定にも共感を持って読むことができます。

小説というよりは、むしろドラマとか漫画を読んでいるような気分で
一気に読めてしまう作品です。
最初は漫画っぽい文体に少し違和感を覚えましたが、私は登場人物たちにすごく感情移入して
読んでしまうタチなのでけっこうハマってしまい、一日一冊ペースで
全6巻を6日間で読破してしまいました

その読みやすさからか若い読者も多いみたいで、学生の中にも『図書館戦争』を
読んでる人がけっこういます。
学生と思わず時間を(ついでに年齢差も)忘れて、好きな登場人物やシーンについて
話している時間はすごく楽しかったりします 

主に女子にオススメです

赤瀬川原平 『新解さんの謎』

今日の一冊
11 /06 2012
先日このブログで「オススメの本を紹介してください!」と書いたら
早速お友達のOさんが本を紹介してくださいました
赤瀬川原平『新解さんの謎』

少し前に話題になった本らしいのですが、私は赤瀬川原平さん自体
初めて読む作家でした。

タイトルの「新解さん」とは三省堂から出ている「新明解国語辞典」のこと。
Oさんからは、「読んでいると思わず吹き出してしまうので自宅で読んでくださいね」
とご忠告いただいたのですが、
言うことを聞かない私は通勤中の電車内で読んでしまい…

1時間ずーっと車内でニヤニヤしっぱなしの完全な不審者になりました(笑)
さらに続きが気になって授業の合間の休み時間に読んでいたら、
覗いていた学生に「先生が1人で西郷さん(西郷隆盛)の写真を見ながら笑ってる…!」
と怖れられました(なぜ西郷さんの写真が出てくるかについては、
『新解さん~』を読んでくださいね

本当に書いてあることがいちいち爆笑必至なのですが、
詳しくここで書いてしまうと読んだ時の衝撃(というか笑撃)が薄れてしまうので、
ぜひみなさんご自分で読んでいただきたい1冊です
私は読んだ本について友達や家族とあーだこーだ話し合うのがとても好きなので
この本の感想も共有してもらうべく、友達や学生に早速この本を
貸しました

でも言葉って本当に不思議だし面白いです。
この本で取り上げたのは『新明解国語辞典』でしたが、
何もこの辞書でなくともパラパラとページを繰っているだけで
聞いたことのない言葉、変な響きの言葉、
今は滅多に聞かなくなった古い懐かしい言葉…等々
たくさんの言葉が、紐解かれるのを待って
薄いページにびっしりとひしめき合っています。
そう考えると言葉の世界って奥が深いし、ロマンです

ちなみに、作者の赤瀬川原平さんは私の家の近所に住んでいるらしく
屋根に一面ニラを植えた、その名も「にらはうす」に住んでいらっしゃるそうです
気になる~ 
今夜のごはんはニラたまにしよう…でも冷蔵庫にニラがなかった!!
という時に、にらはうすを探してみようと思います

素敵な本を紹介してくださったOさん、ありがとうございました!

yukarigoto

ピアニスト後藤友香理のブログです。
音楽のこと、好きなもののこと、いろいろ書いていこうと思います!

オフィシャルサイト
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